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電気が止まると困る10のコト!

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 停電対策が必要なことは理解できるもの。
ですが、“具体的に何ができなくなるのか”を隅々まで想像することは簡単なことではないことかもしれません。
 そこで、岩谷産業がこれまでお客様からご相談を受ける中で、実際に伺った停電時のお困りごとを10項目ピックアップしました。是非、今後のBCP対策を考える際にご参考ください。

≪目次≫

◆介護保険施設

◆病院・クリニック

◆工場

 

◆介護保険施設

  • 困りごと① 「エレベーターが動かない」

    足が不自由な方のために、エレベーターが備え付けられている建物が多い介護老人保険施設。停電が発生すると、このエレベーターは利用できなくなります。エレベーターが止まると階段での昇降を余儀なくされるため、自足歩行が難しい方は避難が困難になるかもしれません。
     また、地震などが発生した場合は、施設内に居る人が怪我をするケースも。その際、病院への搬送に時間がかかってしまう可能性があります。さらに、長時間に渡って施設内で避難する場合、各階に食事を運ぶのも階段を使用することに。想像以上に不自由な時間が続いてしまいます。

  • 困りごと➁ 「水が出なくなる」

     停電直後は水を使用できるものの、徐々に水が出なくなることがあります。大きな建物の場合、屋上に設置された受水槽や高置水槽などに一度水を貯めてから使用しているからです。受水槽や高置水槽へは、地上からポンプで水を送っています。当然、このポンプも電気で稼働するものです。そのため、電気が止まると水を吸い上げることができず、水を使用できなくなってしまいます。

  • 困りごと③ 「トイレが流せない」

     水が出なくなるということは、飲み水が確保できなくなることはもちろん、トイレも流せなくなってしまいます。台風などで事前に災害を予測できる場合は、浴槽などの水を貯められる場所に水を貯めておき、トイレを流せるようにしておくなどの対策が有効です。

  • 困りごと④ 「医療機器が稼働しない」

     介護老人保健施設の中には、たん吸引機や人工呼吸器を設置している所も多いかと思います。この医療機器も電気がなければ使用できません。しかし、そうした機器は命に関わる大切なもの。非常用発電機の設置に迷われている方も、まずはポータブル発電機などを準備し、いつ災害が起きても最低限の医療機器を稼働させられる状態にしておくのが望ましいです。

  • 困りごと⑤ 「冷蔵庫が停止する」

     停電時を想定する時に、意外と見落としがちなのが冷蔵庫。一時的な停電であれば、直ちに影響が出るというものではありませんが、電気が止まれば中の温度は徐々に上昇。いずれ庫内の食べ物や薬が痛んでしまいます。また、冷凍庫に入れているものも次第に溶けてしまうので要注意です。

  • 困りごと⑥ 「調理ができない」

     IHクッキングヒーターを使用している場合、停電時はコンロが使用できなくなります。そのため、お湯を沸かすこともできず、インスタントの食事すら提供できないという事態になります。ガスコンロで、電池式のモノであれば使用できますが、大規模な地震の場合、都市ガスが止まってしまうことがあることも想定する必要があるでしょう。

  • 困りごと⑦ 「エアコンを使用できない」

     大規模な地震が発生した際、避難所などでよく二次災害として報じられるのが熱中症などの健康被害。これは停電によりエアコンなどの空調設備を稼働されられないことが大きな原因となります。

  • 困りごと⑧ 「充電が切れて連絡が取れない」

     停電時は利用者のご家族をはじめ、各所との連絡が必要となります。その際に気をつけたいのが、携帯電話やスマートフォン、パソコンの充電。コンセントからの電気は使用できないため、残量は徐々に少なくなります。充電が切れてしまえば、途端に連絡手段が途絶えてしまうので、ポータブル充電器などは常に備えておくことが賢明です。

  • 困りごと⑨ 「夜間に暗闇で過ごすことになる」

     日中に停電した場合でも、長時間停電が続けばやがて日が落ち、暗くなるため照明が必要となります。トイレなどの移動がしにくいという物理的な問題はもちろんのこと、明かりがないと不安な気持ちも大きくなるものです。日中の災害であっても、照明の手配は必須と言えます。

  • 困りごと⑩ 「お風呂に入れない」

     ガスボイラーも電気がなければ動かすことができません。冬場であれば数日お風呂に入らなくても耐えられかもしれませんが、夏場のクーラーがない場所で過ごす状況の中で、清潔を保てないことは大きなストレスの1つとなってしまいます。

 

◆病院・クリニック

「電子カルテが閲覧できない」

患者の重要な情報である電子カルテも、電気が途絶えてしまうと閲覧できなくなってしまいます。

 

「重要な医療機器の停止」

透析機などの停止は、命に関わる重大な問題です。透析中に停電してしまった場合、透析機にUPSが付いているため
最悪の事態は避けられますが、継続した透析が必要な患者の受け入れができなくなります。

 
 

◆工場

「貨物用リフトの停止」

工場にある貨物用リフトや昇降機も電気がなければ停止します。そのため、事業継続が困難になると予測されます。

 
 

◆まとめ

 停電時の不安、疑問もお気軽にご相談ください。今回ご紹介したお困りごとは、あくまでも一例です。
施設や業種ごとに、それぞれの不安や疑問をお持ちかと思います。
その際はお気軽に岩谷産業へご相談ください。