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【急な停電でも安心】非常用発電機を設置するまでの5ステップ

 

非常用発電機を設置するまでの

 多くの人にとって初めての経験となる非常用発電機の導入。そのため、設置までの流れがいまいちイメージできない…という方も少なくないかもしれません。今回は非常用発電機の初回訪問から竣工までのフローを5つのSTEPに分けてご紹介いたします。

【目次】

STEP1 ご要望のヒアリング

STEP2 現地調査

STEP3 お見積り提出→ご発注

STEP4 施工開始

STEP5 竣工・消防署の確認


★STEP1:ご要望のヒヤリング

 まず初めにお客様の元へお伺いし、非常用発電機の設置に対するご要望をお伺いします。

この時、よくあるご質問が「うちの施設の場合、どのくらいの規模の設備が必要ですか?」というものです。

 しかし、“施設規模=設備規模”ではありません。停電時に何を非常用発電機で賄いたいかで、必要な設備の規模は変わってきます。
つまり、規模が大きな施設でも、停電時に使用したい照明や空調の場所などを限定すれば、出力が小さい非常用発電機で賄えますし、逆に規模が小さい施設でも施設の電気設備の多くを賄おうしたり、消費電力が大きい機械を賄おうとすると、出力の大きい非常用発電機が必要となります。

 

★STEP2:現地調査

 お客様のご要望をお伺いした後は、具体的な導入コストを算出するために、工事担当者と現地調査を行います。

現地調査で確認することは、主に2つ。
 まずは設置スペースの確認です。非常用発電機を導入する際は、非常用発電機とLPガスを貯蓄するためのバルク2つの設備を設置するスペースが必要です。敷地(または建物の屋上(発電機のみ可))のどこに設置できるかを、工事担当者と共に調査していきます。
 そしてもう一つは、必要な工事の確認です。ガス配管や電気配線などを調査し、非常用発電機を設置する際に、どのような工事が必要か確認します。

 

★STEP3:お見積り提出→ご発注

 現地調査を終えると、非常用発電機の導入コストを算出します。STEP1のヒアリング内容を踏まえて、数パターンのプランをご提出するケースが多いです。ここでのプランは停電時に施設内のどこに、どの設備を非常用発電機で賄うのかを具体的に想定したものとなります。プランと予算に合意いただき、ご発注いただければ、いよいよ施工へ。
 なお、補助金の活用をご検討の場合は、お見積りに合意後の補助金申請期間が始まったタイミングで申請し、採択後に施工開始となります。

 

 

★STEP4:施工開始

◆スケジュール調整◆

 初めに竣工までのスケジュールを作成。基本的には施設の利用を続けていただきながら工事を行いますが、一時的な停電が発生することもあるため、お客様のご都合も伺いながらスケジュールを作っていきます。
 工期は工事内容によりさまざまですが、おおよそ1か月です。

◆基礎工事、配管工事◆

 スケジュールが完成したら、まず着手するのは基礎工事です。非常用発電機は災害時に稼働する必要があるため、地震などによる地盤沈下を防ぐための基礎が必ず必要となります。基礎を作るのは非常用発電機とバルクを設置する2箇所。木枠にコンクリートを流し込んで作るケースがほとんどです。

◆ガス配管工事◆

 基礎が完成したら、次に非常用発電機とバルクを結ぶガス管の接続へ。ガス管は地中を通すこともあれば、非常用発電機を屋上に設置することもあります。その場合は、屋上にガス管を伸ばすこともあります。

◆非常用発電機・バルク設置工事◆

 基礎ができ、ガス配管工事が完了すれば、いよいよ非常用発電機とバルクを設置します。非常用発電機とバルクは、多くの場合、クレーンで持ち上げて施設内へ移動。敷地にクレーン車が止められない場合は、道路を一時的に通行止めにしながら搬入を行います。

 

★STEP5:竣工・消防署で確認

 これで非常用発電機の設置は完了です。
最後に消防署立ち合いのもと、消防庁への届け出通りの設備が設置されているか、確認してもらえれば終了になります。なお、消防庁への届け出などは、岩谷産業にて行いますので、ご安心ください。

◆接続・試運転◆

 無事、搬入できれば非常用発電機とバルクを接続します。さらに、非常用発電機と電気配線も接続します。
この作業が終了すれば、停電時に非常用発電機から自動的に電気が供給されるようになります。電気配線工事は分電盤が設置されている場所にて行いますので、施設内での作業が発生することもあります。


 以上が、非常用発電機の設置フローの全貌です。もちろん、施設によって実際の作業内容と異なることはあります。
もし工事の流れや内容について事前に確認したいことがございましたら、お気軽に岩谷産業へお問い合わせくださいませ。